TDL成人式

東京ディズニーランド(TDL)ファンには申し訳ないけど、個人的には興味深いニュース。
Yahoo!ニュース(共同通信)2006年1月13日記事の「朝日新聞が新成人中傷」 浦安市長が社長に抗議文より

 千葉県浦安市は13日、同市が東京ディズニーランド(TDL)で行った成人式についての朝日新聞のコラムが「本市の新成人に対する中傷だ」として、謝罪や掲載に至った経緯などの説明を求める市長、教育長名の抗議文を同社長あてに郵送した、と発表した。
 同紙の10日付夕刊の1面コラム「素粒子」は、成人式について「浦安の新成人。遊園地のネズミ踊りに甘ったれた顔して喜んでるようじゃ、この先思いやられる」とシニカルに書いている。
 浦安市は「新成人が自ら実行委員会を立ち上げ、皆で考えて作りあげた式だったのに『ネズミ踊り』という表現は配慮が足りない」としている。
 式はTDLで約40分間行われ、そのうち5分間程度、ミッキーマウスなどのキャラクターがショーに出演したという。

個人的には、成人式は廃止すべきだと思っている。わざわざ多額の税金を使って式を挙げているのに、新成人の多くは来賓のスピーチもまともに聞けず、いつもメチャクチャだ。もう若者に迎合する必要はない。
成人式にこういう意見を持っているので、毎年浦安市TDLで成人式を行っているニュースを見るたびに、若者にここまで迎合しなければいけないのかと冷ややかな感想を抱いていた。朝日新聞の書き方は辛辣だが、迎合するなというメッセージであるならば賛同したい。
浦安市の言い分である「新成人が自ら実行委員会を立ち上げ、皆で考えて作り上げた式」という部分も、毎年TDLで成人式を行っている「慣行」を継承しているだけでしょう、と言いたくなる。TDLというブランドに乗っただけで、残念ながら創造性は乏しいと思う。
そもそも、「素粒子」というコラムは非常に短い文章で表現するものなので、「ネズミ踊り」程度のレトリックを許容しないとメッセージが伝わらない。浦安市は、文字通り受け取らず、こういう批判的意見があることも知るべきだ。