大寒波の中、スキー
昨日(2/3)は青森県内では飽き足らず、岩手県の安比高原(あっぴこうげん)にまでスキーをしに出かけた。スキー場は寒いものだと思っていたため気にしなかったが、どうやら大寒波の中でスキーをしていたようだ。安比高原スキー場山頂の気温はマイナス12℃、寒いを通り越して痛い。先日出かけた鯵ヶ沢と比べると、ゲレンデの斜面が若干急であるような気がする。鯵ヶ沢と同様に大きなスキー場で大満足であった。
スキーの帰り道にある旅館の温泉に日帰り入浴したが、とても綺麗な旅館で風呂も快適そのもの。雪を見ながら露天風呂を楽しめたことは、嬉しい想定外であった。今思えば、ここまでは良かった。
旅館に感謝の言葉とともに別れを告げ、青森へと出発した。安代(あしろ)ICより東北自動車道に乗ろうとしたところ、安代から次の鹿角八幡平(かづの・はちまんたい)まで吹雪による通行止めになっていた。実はこの区間は岩手・秋田県境を結ぶ難所で、国道でも結ばれているがカーブが連続する山道が続くのである。
やむをえず国道で鹿角方面に向かったが、案の定すごい吹雪。加湿器の白い霧状の風を想像してほしいが、強い風とともに粉雪が道路になだれ込んでくる。前は真っ白で、最悪な場合には全く前方が見えなくなる。完全にホワイトアウト状態。この状況下でくねくねの山道という、最悪に最悪を重ねた状態である。とにかくゆっくり慎重に進み、一歩一歩踏みしめるような走行となった。道路脇に表示される温度計はマイナス12℃の文字。寒すぎます。
最悪の山道と格闘すること、1時間。ようやく鹿角八幡平ICに到着し、青森への帰路につく。吹雪のために黒石から青森までも通行止めだったのだが、この通行止めの解除後に通過することができた。難所を越えてからも気温はマイナス8℃程度しかなく、フロントガラスがとにかく曇って運転は困難を極めた。
意図せずして、北東北の天使(スキー、温泉)と悪魔(吹雪、極寒)を見たような一日であった。青森市内も吹雪で、最高気温がビックリのマイナス5.5℃、積雪量は13cm。現時点で、この冬で最も厳しい寒さ。