青森のサクランボ

青森のサクランボ

青森県は美味しい食の宝庫ですが、残念ながらその魅力は他県の人に十分伝わっていません。改めてそう感じることがありました。
青森のサクランボを初めて食べて、その美味しさにビックリしてしまいました。現在アスパムで道の駅フェアのようなイベントが催されていて、そこで見つけたのがサクランボでした。
青森のサクランボの産地は南部町名川地区(旧名川町)が有名ですが、このサクランボは鶴田町のものです。品種は「紅秀峰(べにしゅうほう)」です。「佐藤錦」と比べると知名度はありませんが、甘みが強くてとても美味しいです。今の時期、佐藤錦は収穫が終了間際で旬を過ぎているのですが、紅秀峰が今まさに旬なのだそうです。さすが旬の果物の美味しさは違う!
試食自由だったので(こういうところが青森らしい)、佐藤錦と何度も食べ比べたのですが、明らかに紅秀峰の方が美味しかったです。紅秀峰の特徴は、肉厚で酸味が少なく甘みが強いこと。表面がプリッとして食べ応えのある果肉は、噛むと甘い果汁が口に広がります。30個以上入って500円で買いましたが、ヒョイパクヒョイパクと一瞬にして食べてしまいました。
「青森で美味しいサクランボが取れる」ということからまず宣伝しないと。安心で美味しい農産物を生産することには成功しているのですが、販売戦略があまりに不十分です。企業においては製造と販売がかみ合って成長していきますが、農業の経営も自治体の経営も全く同様です。販売が上手く行けば青森の将来は明るいゾ!