三鷹の森ジブリ美術館

ジブリ美術館

東京出張に乗じて、様々な場所に行ってきました。今日紹介するのは「三鷹の森ジブリ美術館」です。
この美術館は入館に関して少しルールがあります。まず入場券はローソンLoppi(分かりやすく言えば、情報端末)で買うことになります(全国のローソンで購入可能)。また、入場は指定時刻(10時・12時・14時・16時)から30分以内に済まさなければなりません。ただし、入れ替え制ではないので、一度入場すれば閉館まで滞在可能です。
16時入館のチケットを購入していたのですが、思いのほか都心から三鷹が遠く、大雨で移動が大変だったため、入場締め切りの16時半を10分ほど過ぎてしまいました。問題なく入場させて頂けたので安心しました。事前に購入したチケットは、入口でフィルムを使ったオシャレなチケットに交換してくれます。私のチケットには、「ハウルの動く城」のハウルとカブが写っていました。
ジブリ美術館、思ったよりも相当楽しかったです。アニメーションの原理や作成過程が分かりやすく展示してあります。少しずつ動きが異なる「となりのトトロ」の人形をたくさん並べ、それを高速回転させて1秒間に18回フラッシュする照明を当てると、ナント人形が動いて見えるんです。不思議ですね。
スタジオを再現したコーナーも興味深いです。セル画の美しさは特に必見。セル画の色指定の複雑さには、舌を巻いてしまいました。現在ではセル画は使われずCG処理ですが、色指定は依然として複雑です。
館内は指定順路がなく、入り組んだ形をしているので、方向オンチの人は迷子になるかもしれません。迷子になるのも一興かもしれませんが。最上階にあるミュージアムショップはジブリファンなら目移りしてしまうでしょう。
館内だけで公開されているショートムービーが一番の目玉でしょうか。わずか16分のムービーですが、スッと引き込まれてしまいます。「となりのトトロ」が大好きな私としては、来月公開のムービー「めいとこねこバス」が必見かなと思っています。外国人のお客さんも非常に多くて、日本のアニメがいかに国際的に評価されているか垣間見ることができました。
美術館へのアクセスは、晴れていれば最寄り駅の三鷹駅吉祥寺駅からの徒歩が楽しいと思います。ただし、雨が降っている時などは思い切ってタクシーに乗ってしまった方が楽勝です。三鷹駅発着のコミュニティーバスは経由地が多く込み合います。
ジブリファンもそうでない人も、機会があれば是非訪問してみて下さい。

三鷹の森ジブリ美術館
東京都三鷹市下連雀1-1-83
0570-055777(ごあんないダイヤル)
火曜休館(休館日要確認)
入場料:大人・大学生1,000円、高校・中学生 700円
     小学生 400円、幼児(4歳以上) 100円