十和田・桜やぶさめ・さくら組

桜やぶさめ

今日の青森は朝から小雨が降り続くあいにくの天気。悪天候もはねのけて、十和田市「桜やぶさめ」が開幕しました。会期は明日22日まで。
十和田市の官庁街通りは桜の名所で知られています。その隣にある中央公園で、女流騎手による流鏑馬(やぶさめ)大会「桜やぶさめ」が今年も始まりました。馬場は桜の木の下に作られていましたが、今年はまだつぼみのままでした。
時間の都合で、「さくら組」のデモンストレーションのみを観覧してきました。「さくら組」は女流流鏑馬のアイドルユニットのような存在です。容姿の美しさだけでなく、流鏑馬の技術も一流であるところが、単なるアイドルとは違います。

弓矢を持った女流騎手は一瞬のうちにに駆け抜け、圧倒的な迫力があります。

流鏑馬競技もあって忙しいはずですが、爽やかな笑顔を振りまいていました。衣装も刺繍を施した本格的なもので、色彩も鮮やかです。私を含めて観客は完全に魅了されていました。
十和田市の中心部・官庁街通り(駒街道)は碁盤の目状に整然と区画され、沿道には桜の並木が続きます。十和田市は古くから馬産地で、戦前まで旧陸軍軍馬補充部が設置されていました。戦後間もなく軍馬補充部用地が官公庁用地として整備され、官庁街通りが生まれたのです。
十和田市とその北にある七戸町は今でも馬とともにある街で、各地に牧場が広がっています。国道4号線を走っていると、牧場で草をはむ馬の姿を見ることもできます。