弘前洋館・旧弘前市立図書館

旧弘前市立図書館

暖冬傾向で桜の開花も早いと言われていましたが、結局ほぼ平年並みとなりそうです。桜の開花も秒読み段階、いよいよ桜の季節がやってきます。桜の名所として名高い弘前城弘前公園)では、「弘前さくらまつり」がすでに始まっています。
花見のついでにオススメしたいのが、弘前市内の洋館めぐり。「洋館とフランス料理の街 ひろさき」というキャンペーンも展開されています。
弘前城弘前公園)に隣接して、弘前市観光館などが立ち並ぶ追手門広場があります。この場所に「旧弘前市立図書館」と「旧東奥義塾外人教師館」の2棟の洋風建築が移設されています(いずれも入場無料)。
「旧弘前市立図書館」(写真)は、1906年明治39年)に堀江佐吉が建設したルネッサンス様式の建物です。堀江佐吉は青森県内に数多くの洋風建築を残した名棟梁で、1907年(明治40年)には太宰治の生家「斜陽館」(津軽源右衛門邸)の建設も行っています。
八角形のドーム型双塔が特徴的で、建物内には螺旋階段も見られます。建設の背景には、日露戦争の勝利に沸く時代、陸軍施設および物資の納入で大きな収益をあげた斉藤主(つかさ)の尽力があります。明治期の日本人の威信を感じる建物です。
「旧弘前市立図書館」に関する記述は、こちらのページが詳しいです。

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