平川市尾上・味助

味助

青森県平川市尾上(おのえ)・旧尾上町にある「味助(あじすけ)」の中華そばの煮干ダシが凄いという噂を聞きつけ、訪問してきました。店内の雰囲気は暖かく、店を切り盛りするおばちゃんが話し好きで、とても家庭的なお店です。

迷わず中華そば(550円)を注文。程なく噂の中華そばがやってきました(写真は麺を見やすくするため、少し混ぜました)。噂通り抜群に煮干ダシが効いています。
興味深いことに、煮干が強く効いているのに、とてもあっさりとして食べやすいです。おばちゃん曰く「煮干はビックリするくらい使っているけど、今の濃さが一番美味しい。これ以上濃くしたら不味くなる。」という絶妙なダシの濃さを実現しています。
10年以上に及ぶ試行錯誤の末に完成されたダシは、とても他店が真似できるものではありません。麺は平たい細麺で、個人的には大好きな麺。具は味の染みたチャーシュー、メンマ、ネギ、麩。
お話好きのおばちゃんに引き込まれて、ついつい長居してしまいました。ラーメンの話に始まって最後は人生論まで、幅広い話で楽しませて頂きました。中華そば以外に焼きそばも有名なので、機会を見つけて焼きそばも食べてみたいです。
「味助」で見つけたもう一つの魅力。店内に飾られている「みさきちゃん」の絵がとにかく素晴らしいです。何枚も張られているのですが、どれも素敵な絵ばかり。
一言で言うと、とても温かみのある絵。なぜ素晴らしいのか説明することもできますが、あえてやめておきます。見たままを感じて頂くのが一番です。

一番の傑作は「せんぷうき」の絵(写真は一部)。絵も文章も温かみがあって、いつまでも眺めていたくなります。無邪気な心をいつまでも持っていたい。ささやかながらも人の心に訴えるメッセージですね。

小さい時に描かれたウサギの餅つきの絵。おばちゃんはウサギが汗をかいてるところが気に入っているそうです(写真が小さくてよく分からないですね。ゴメンナサイ)。
 
 

おばちゃんの温かみが直に伝わってくるような「いらっしゃいませ」の絵。中華そばよりも何よりもまず、おばちゃんが前に描かれているところが、「味助」なんですよ。
季節によって絵も替えているそうなので、また冬にも訪問して別の絵を見せてもらいたいです。身も心も温まる「味助」でした。
 

味助
青森県平川市尾上大字高木字原富209
0172-57-5733
11:00〜17:00頃
月曜休