せんべい汁
青森県南部地方(太平洋側)の郷土料理「せんべい汁」が、全国ネットのテレビでも紹介されるようになりました。
当ブログでは不覚にも紹介していなかったので、紹介させて頂きます。青森県で「せんべい」と言うと、米から作った醤油せんべいではなく、小麦粉と塩で作った「南部せんべい」を指します。
「せんべい汁」は、お出汁で肉、野菜と一緒に「おつゆせんべい(煮込み用の南部せんべい)」を煮込んだ料理です。美味しい「せんべい汁定食」を、道の駅しちのへ(七戸町文化村物産館)にあるレストラン「絵馬」で手軽に食べることができます。
小麦粉で作ったせんべいはお出汁をたっぷり吸って、柔らかいお餅のようになります。モチモチとした食感とジュワーと染み出るお出汁の組み合わせが堪りません。
この食感は、同じく南部地方の郷土料理である「ひっつみ」に似ています。「ひっつみ」とは、お出汁に鶏肉、野菜とともに、水でこねた小麦粉をひっつまんで(ひきちぎっての方言)鍋に入れる料理です。
ちなみに、コチラのページ(南部せんべい食文化)で紹介されているように、八戸には「南部せんべい」を天ぷらにするという驚きの料理が存在します。(こちらも全国ネットのテレビで紹介されていました。)
お食事処 絵馬
青森県上北郡七戸町字荒熊内67-94 七戸町文化村物産館
0176-62-5777
10:00〜18:00(7・8月は10:00〜20:00)
年中無休(年末年始を除く)
参考:八戸せんべい汁研究所