味助・みさきちゃん展覧会(2)

みさきちゃんの絵

味助名物「みさきちゃんの絵」の魅力に引き込まれています。ママさんに他にも絵があるのか尋ねたところ、店の奥からスケッチブックをたくさん持ってきてくれました。

小さい時から絵を描いていて、ママさんはそのすべてを大切に保存しています。すべての絵には日付曜日と名前が書いてあるのですが、これはママさんのアイデア。おかげで貴重な成長の記録になっています。
さきちゃんの絵をとにかく褒めてあげて、ご褒美もいっぱいあげる。時には助言を与えたり、注文を付けることもあるそうです。みさきちゃんの絵の先生は、実はママさんだったのです。

さきちゃんは現在中学3年生。春のある日、いつものように自由に絵を描いてごらんと言うと、春の幸せな雰囲気に合わせて「おめでた」の女性とその夫を描きました。
春の明るい陽気の下で、控えめながらも喜びを見せています。体が冷えないようにカーディガンを羽織り、妊婦さんは転んではいけないと底の低い靴を履いています。服装の細かいところまで良く描いていますね。
それにしても、自由に絵を描けと言われて、若干14,5歳の女の子が妊婦さんを描きますでしょうか。みさきちゃんのただならぬ才能を感じます。

空色のバスも爽やかです。他にも拝見しましたが、車を描くのがとても上手なんですよ。セーラー服の女の子の絵は、イラストレーターさんの作品のようです。
黒の輪郭線が効果的に用いられて、とても素敵な絵に仕上がっています。みさきちゃんの絵のスタイルは確立されつつあるようです。どうぞこの路線で描きまくって下さい。
「みさきちゃんの絵」の展覧会は、いつも「味助」で開催されています。関心を持った方は是非足を運んでみて下さい。
 
味助
青森県平川市尾上大字高木字原富209
0172-57-5733
11:00〜17:00頃
月曜休