大鰐温泉・南津軽 錦水(2)

南津軽錦水

豪華さと優雅さを兼ね備えた大鰐温泉「料亭旅館 南津軽 錦水」より料理を紹介していきます。
『錦水夢見月膳』 和の心四季艶やかにおもてなし 平成二十年弥生
 
前菜に舌鼓を打っているうちに、メインのテーブルの脇ではご飯を炊くお釜と陶板焼きに火が入れられました。

「造り ヒラメとホッキ貝の造り」
青森県の魚・ヒラメが薄く切って、白い花のように美しく供されます。真ん中にはホッキ貝のお造りが配置されて、とても華やかなお造りになっています。ヒラメの上品な美味しさは言葉でうまく伝えられません。ホッキ貝も北の味覚なので、旅人は喜んでしまうのです。

「温肴 鱶鰭(ふかひれ)野菜添え」
淡白な和食が続く中で、少しどっしりとした味付けのフカヒレの姿煮がやってきます。甘みとコクのあるスープと頂くフカヒレはとても美味しいです。少し焦げ目をつけたネギが絶妙なアクセント。この一品で多くの人がやられることでしょう。

「凌ぎ 黒毛和牛叩きサラダ」
一連の高級料理の中で、ちょっと一息。立派な和牛叩きなのに、これが一息入れたように見えるほど、他の料理は絢爛豪華でした。ごまドレッシングで頂きます。

「強肴 活黒鮑踊り焼き」
陶板焼きの正体は「アワビの踊り焼き」でした。陶器で焼きますので、実際にはアワビが踊る姿は見られません。アワビはとても柔らかくて絶品でした。ナイフを入れるとスッと切れます。レモンをかけてバターをたっぷり付けて口に運べば、アワビの柔らかな歯ざわりと上品な美味しさが口いっぱいにひろがります。これで悶絶しない人はいないでしょう。アワビの肝も添えられます。
(つづく)
 
料亭旅館 南津軽 錦水
青森県南津軽郡大鰐町字上牡丹森36-1
0172-47-5800
 
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