津軽岩木スカイライン
青森県が誇る独立峰、岩木山(標高1,625m)。「津軽岩木スカイライン」を走れば、岩木山の八合目(標高1,247m)まで車で行くことができます。全長9.8kmの道路は文字通りの九十九折り(つづらおり)で、クネクネとナント69回もカーブを曲がりながら登っていきます。
(画像出典:津軽岩木スカイラインとは)
こんなスゴイ道路が完成したのは、モータリゼーションの黎明期に当たる1965年8月。日本最初の高速道路、名神高速道路の開通(1965年7月)からわずか1ヶ月後のことでした。当時の小さなエンジンの自動車では、このクネクネ道を登るのは大変だったでしょう。ちなみに、日本の大動脈である東名高速道路の開通は、約4年後の1969年5月のことでした。
八合目に着いたら、リフトに乗って九合目に行くことができます。このリフトがまさに空中散歩。空を駆け抜けるような気分になります。
八合目に止めた自動車さえ豆粒のように見えます。雲は眼下に広がり、遠くには日本海を臨みます。鯵ヶ沢の港も見えます。
九合目(標高1,470m)からはさらにダイナミックなパノラマが広がります。青く伸びるのは七里長浜。天気の良い日には北海道まで見渡せるそうです。
九合目から山頂まではゴツゴツとした岩もある険しい登山道。それなりの準備が必要になるので、ここで引き返しました。岩木山山頂からの景色は青い森BLOGさんの記事(2006/06/04)・同(2008/06/04)で見たことにして、気分だけ味わうことにしましょう。
リフトの醍醐味は何と言っても帰り道。急な勾配を下っていくので、空に向かって進むかのよう。大迫力です!