七戸・婆古石そば

蕎麦の産地である上北郡七戸町から、知る人ぞ知る蕎麦の名店を紹介したいと思います。お店の名前は「婆古石(ばっこいし)そば」。国道394号線沿いの人里離れた場所で、土日祝日のお昼しか営業していないというプレミア系の蕎麦屋です。これだけ厳しい条件にもかかわらず、蕎麦好きな方が続々と来店されていました。精力的に青森県内を巡っていらっしゃるreev21さん(2007/05/13)も記事にされています。


お店は普通の民家のようなたたずまい。庭にはトラクターが置かれ、遠くには雄大な山がそびえていて、田舎のお爺ちゃんお婆ちゃんを訪ねているような気持ちになります。


お店の中はとても広く、公民館の会議室のような細長いテーブルが置かれています。メニューは基本的に「もりそば」と「しそおにぎり」のみで、蕎麦は大盛り、お代わりもできます。注文はカウンター(調理場)にて行い、番号札を受け取ります。

「もりそば」(600円)。薬味、お漬物、蕎麦湯が付いてきます。普通盛りは少し軽めの盛りになります。大盛り(1,000円)、お代わり(プラス500円)にするか、蕎麦処の七戸ですので2軒目にハシゴするのも良いでしょう。

蕎麦は少し幅広く切ってあり、長さは短めです。十割蕎麦らしく蕎麦の香りは強く、表面はザラザラとしています。口に含めば、蕎麦の香りがスーッと鼻を抜けていきます。喉越しも歯ごたえも心地よいので、「蕎麦を食べているな〜」という気持ちにさせてくれます。つゆは甘めで蕎麦によく合っていました。
八甲田の清流で打った絶品の十割蕎麦。わざわざ出かけて食べる価値のある蕎麦です。