青森のおにぎり

青森の食べ物にはいろいろな特徴がありますが、「おにぎり」にも特徴があります。

一番大きな特徴は、弱く握ってあるということです。東西日本で普通に見られるおにぎりは、手に持って食べることができますが、青森のおにぎりは握りが弱いので、手に持つと崩れてしまったり、ご飯が手にいっぱいくっついたりします。青森のおにぎりは、割り箸で食べるのが一般的なのです。
海苔は巻かず黒ゴマを振るという点も大きな特徴です。海苔が巻かれてない点もおにぎりを手に持って食べることを想定していないようです。思うに、米どころ青森では、米の味をしっかり楽しむために、無駄な細工をしないということなのでしょう。
もう一つの特徴を述べると、おにぎりの大きさが基本的に大きいです。美味しいご飯をしっかり食べる。これが青森流なのです。
パックに入った海苔を巻かない黒ゴマのおにぎり。これが青森のおにぎりです。
写真のおにぎりは「津軽の味 食堂部」(青森総合運動公園内)の「チャーシューおにぎり」。夕方のサービス品だったので、わずか50円! 部活動に来ている中高生向けに安くサービスしているとのこと。大人になったら、おにぎりの味を懐かしく思い出すことでしょう。大人買いをする大人もいますけど(笑)