むつ・あらそば


大湊駅から国道に出て大湊商店街に沿って歩き、細い道をテクテクと歩くと「あらそば」はあります。小さな飲み屋街を過ぎて、住宅地の中の坂道を歩くことになります。

「あらそば」外観。「あらそば」と大きく書かれた暖簾が目印。周辺は完全なる住宅街なので、暖簾がなければ見落としてしまいます。「中華の店 あらや」と書かれていますが、お店の人も「あらそば」と名乗っています。
店内は右手に厨房とカウンター席、左手に小上がり席。少し歴史を感じる雰囲気で、ドヤドヤとした活気があります。訪問した時間は午前11時というのに、お客さんは早くも詰めかけ始め、11時半にはほぼ満席となりました。コチラにあるように、お昼前に行くのがいいみたいです。お店のおばちゃんも明るくて、いい感じです。
「みちのく太り旅♪」さんの記事にあるように、メニューは思ったよりも豊富。「味噌ラーメン」が断然人気で、多くのお客さんが注文しています。

「味噌ラーメン」(700円)が登場しました!
うず高く盛られた野菜、どんぶりにあふれるスープ。スープはお盆にこぼれていますが、盛り付けの時からこぼれています。これぞ「あらそば」。荒々しく雄叫びを上げる昇竜のごとく、眼前に迫り来ます!

角度を変えてもう一枚。むつのシンボル釜臥山のようにてんこ盛りな野菜、野菜。てっぺんにはネギが豪快に散らされます。スープと一緒に軽く煮込まれたモヤシ、ニンジン、ニラは適度なシャキシャキ感とクタクタ感。変なモヤシ臭さがなくて、食べやすいです。荒々しく作っているようですが、繊細な技が隠されているようです。
大きなどんぶりに、てんこ盛りの野菜。どんぶりの中はほとんど麺では?と思わせるほど、モリモリと麺が投入されています。スープの味噌はややしょっぱめですが、野菜の甘み、挽き肉の旨みが溶け込んで、見事な調和を見せています。

麺は黄色く太く味噌のスープに良く合います。スープや野菜を絡めつつ、ワシワシと食べる豪快な麺です。ライスのサービスもあるようですが、常人は避けた方が良いでしょう。食べても食べても減らない「味噌ラーメン」。何とか食べ終わった後は、額に汗がベッタリ。「あらそば」を食らうとは、一種の格闘技と云へり。
 
あらそば
青森県むつ市大湊新町22-7
0175-24-2423
6:00〜14:00 (お昼前推奨)
不定
 

「あらそば」から徒歩1分。坪58,000円で63.9坪の土地が売られていました。約360万円で約60坪の土地とは破格! 「あらそば」ファン、必見です(笑)