雑穀cafe 小粒


青森市郊外の住宅地に隠れるように「雑穀cafe 小粒」はあります。雑穀をメインコンセプトとしたマクロビ系(ベジタリアン系)の料理を楽しむことができます。
かわいい、美味しい、ヘルシー、最後はスイーツ、という「女性が好きな4大要素」をすべて兼ね備えているので、いつも若い女性客でいっぱいです。
今回紹介させて頂くのは、今年8月のある日に訪問した時のこと。記事にしようとボヤボヤしていたら、あっという間に時間が流れてしまいました。お店の外観からして素敵ですね。住宅地の中ですが公園に面していて、とても素敵な立地です。


大きな窓からは公園を眺めることができます。公園が借景となって、広がりのある空間になっていますね。訪れたのは夏の日なので青々とした木々がまぶしいですが、冬になれば真っ白い雪を眺めながら食事を楽しむことができるでしょう。
お店の内装にも可愛らしいコダワリがいっぱい。雑穀を束ねたもの、素朴な風合いの黒板メニューボードをはじめ、ガラスケースや流し台、どれも禁欲的な雰囲気で洗練されています。
注文したのは「ごはんプレート」(850円)。雑穀入り5分づきごはん、スープ、気まぐれ雑穀と野菜のおかずがセットになっています。お店のブログの記事(2008/08/19)に紹介されている食事をそのままレビューしてみましょう。

おかずは、ワンプレートに可愛く盛り付けられています。

「もちきびとかぼちゃのコロッケ」と「切干し大根とひよこ豆のトマト煮」。コロッケはさっくりとした食感とかぼちゃの甘さが堪りません。大きさを小さくして2個にしてあるところに、ヘルシーなのに食べたという満足感が得られる工夫があります。食物繊維たっぷりの切干大根をトマトの酸味で頂くという面白さ、ヒヨコ豆のアクセント、これはタダモノではありませんね。

「高きびのマーボーあんかけ豆腐」。お店の名前にもなっている雑穀小粒のツブツブ感が堪りませんね。ものすごくマイルドな金山寺味噌のような味わい。豆腐の優しい食感との組み合わせも絶妙です。

「あらめとコーン」と「キャベツときゅうりの漬物」。あらめは昆布の仲間ですが、とても細く、やわらかい食感です。それにしても色取りが美しいですね。細かいところにまで盛り付けの気配りを感じます。


「3種(ひえ・もちきび・黒米)の雑穀ごはん」と「もちきびとじゃがいものスープ」。ごはんには小粒特製の糠のふりかけをかけて頂きました。このふりかけが病みつきになりそうな程、美味しいです。スープも温もりを感じる木のスプーンで頂きます。こういう細かい配慮が堪りませんね。

ランチメニューの後に「きなこラテ」(450円)を追加。材料は豆乳、自家製雑穀甘酒、黒豆きなこ。どれもノンシュガーなのに、とても甘いです。天然素材が持つ甘さやその奥深さに感心しきりです。こちらのデザートの詳細はお店のブログ記事(2008/07/24)が参考になります。ジャミンさん(2008/08/15)が熱心に写真に収めておられますね。
素材の持つ美味しさだけでなく、見た目の美しさ、食べた時の満足感など、本当にいろいろ考えてメニュー作りをされていると思います。オプションではありますが、最後のスイーツで、ほとんどの女性はメロメロになってしまうのでは? こういうお店がもっと増えてほしいなって思います。
 
雑穀cafe 小粒
青森市自由ヶ丘2丁目13-19
017-741-3110
11:00〜16:00
ランチ11:00〜14:00