青森にカレー屋が少ない理由
青森グルメ初心者の頃、青森にカレー屋がないことを随分嘆いておりました。その証拠に2005年8月19日記事では、「青森にカレー屋が増えてほしい!」と叫んでおります(ココイチを食べに弘前市まで出かけていたことが懐かしい・・・)。
なぜ青森にカレー屋が少ないのか、その理由が最近になってようやく分かりました。青森では、カレーはカレー専門店で食べるものではなく、「食堂」や「蕎麦屋」で食べるものだからです。まるごと青森さんが「百年食堂」と称して紹介されているように、長年にわたり営業している「食堂」が青森にはたくさんあります。
青森では「食堂」はとても身近な存在で、中華そばに始まりカレーでもどんぶりでも何でも食べられるというのが大きな特徴です。興味深いことに、「蕎麦屋」が「食堂」の役割を兼ねている場合も多いです。青森市内では、「カネシメ」、「入〆(いりしめ)」、「小田九(おだく)」がその典型的な例になります。