五所川原・カルネドールの立佞武多パフェ

五所川原の夏の夜を美しく飾る「立佞武多(たちねぷた)祭り」。22mを誇る巨大な立佞武多が街中を練り歩けば、怪獣に襲われるような迫力で圧倒されます。小気味の良い囃子と掛け声に包まれて、立佞武多を眺めるひと時は夢のような時間です。

2009年(平成21年)立佞武多 「夢幻破邪」
巨大な立佞武多は、五所川原の人々の夢と情熱をそのまま表したもの。この立佞武多をパフェで表現してしまおうという豪快なケーキ屋が五所川原市内にあります。店の名前は「カルネドール」。

立佞武多パフェ(1,470円 要予約、1日10個、8月22日までの限定発売)

22mの立佞武多を22cmの高さ、22個の材料で表現したスーパースペシャルパフェ。下から見上げれば、あまりの大きさに圧倒されます。
パフェが大好きで、青森に留まらず全国各地でパフェを食べ歩いていますが、ここまで豪快なパフェをいまだかつて見たことがありません。

使われているアイス4種類はすべて自家製。鬼の体を表現しているラズベリーアイスが、甘酸っぱくて美味しかったです。抹茶アイスの緑、甘栗の黄色、ラズベリーアイスのピンク色。うねるように飾られた生クリームも面白いですね。
パフェで立佞武多を表現してしまおうとする心意気、アイデア、そして卓越した技術。そのすべてに脱帽です。パフェはとても丁寧に作られていて、味わいもしつこくないので、ペロリと食べられます。

見送り絵もチョコレートで表現されています。まさにパーフェクト。
祭りが終われば言葉に表せないような無常感に襲われます。威容を誇る立佞武多も毎年1台ずつ壊されていきます。立佞武多パフェも食べ終わると、スイーツだけに甘美な思いで胸がいっぱいになるのですが、言葉にならない寂しさがどこか残るのでした。

立佞武多パフェの設計図を見ながら食べると、美味しさと面白さの相乗効果が楽しめます。期間限定(8月22日まで)ですので、パフェマニアの方はお急ぎ下さい。
 

ルネドール
青森県五所川原市大町2
0173-35-1151
9:00〜20:00 (喫茶〜18:00)
但し、祭り期間中は21:00まで
年中無休(1月1日のみ休)