三沢・MGプラザ雑感
三沢市中心街の活性化の切り札として期待されている「MGプラザ」であるが、折からの不況もあって、テナントの参加はまばらな状態。ガランとした寂しい雰囲気で、あまり活気は見られない。「MGプラザ」の左隣が「まちの駅みさわ」(「道の駅みさわ」と混同している方も多いので、何らかのPRが必要だろう)。
三沢市は商業地の郊外化が激しく、近隣の「イオン下田」(通称シモジャス)などの大型店に完全に顧客を奪われている状況。自動車で移動する生活に慣れた人々を呼ぶには、アクセスの整備や駐車場の整備が必要になるだろう。
「MGプラザ」は2008年2月の着工以来、何度も開業がずれ込むトラブル。2009年に一部開業したものの、MGプラザ運営主体の資金繰り悪化などから全面開業には至っておらず、市商工会が中心となり再生策を検討している。支援組織設立の準備さえも難航する厳しさを見せていた。
2010年7月28日付デーリー東北記事の「MGI再生へ支援組織発足/三沢(2010/07/28)」より
三沢市中心街にあるアメリカ村(仮称)の中核商業施設「MG(メーンゲート)プラザ」を運営するMGインターナショナル(MGI)の経営立て直しに向け、任意の支援組織「みさわ街づくり支援協議会」が27日、発足した。市民や法人などから出資金を募るとともに、MGIに役員を派遣して経営基盤の再生を図る。大幅に遅れている同プラザの全面開業を目指し、対策を講じていく。
支援協は、市商工会や地元商店街、農漁業団体などで構成。三沢商工会館で行われた設立総会には、関係団体から27人が出席した。会長に竹林秋雄市商工会長、MGI役員候補者に小坂良冶市商工会副会長を選出した。
今後の活動として、市民や法人、団体などを対象に出資金や寄付金を募る方針を決定。出資金は1口5万円とし、協力者はMGIの株主となるほか、支援協の会員になる。寄付金はふるさと納税として市に寄付するか、MGIに直接寄付。目標額は合わせて4千万円とし、9月30日まで募集する。
出資については、既に市商工会が1千万円の出資を決定済み。市漁協、おいらせ農協、市観光協会からの支援を見込んでいる。
さらに、市から1億円の支援を受けることを目指しており、今後、市や市議会に働き掛けていく方針。集まった資金は、工事業者への代金が一部未払いとなっているMGプラザの建設費に充てるほか、施設の管理運営費に使う。
この日の総会では、竹林会長が「MGプラザは市商店街の顔という位置付けだ。中心街のにぎわいのために後押しをしていきたい」と抱負を述べた。
支援協は今後、出資協力を呼び掛けながら、2カ月後をめどにMGIの株主総会を開く計画だ。
MGプラザは2008年2月の着工以来、再三にわたり開業がずれ込んでいた。09年に一部開業したものの、MGIの資金繰り悪化などから全面開業には至っておらず、市商工会が中心となり再生策を検討。10年3月から支援組織設立の準備を進めてきた。
出資金が1口5万円とは、いかにも高すぎ。1口1000円にして全国から出資を募ってはいかがか。1000円ならば私のような県外の者でも応じることができそうだ。