青森・津軽割烹 未来

東北新幹線全線開通おめでとうございます!
新幹線が青森市まで開通したことを記念して、青森市屈指の美味なる名店「津軽割烹 未来(つがるかっぽう みらい)」を紹介します。
可能な限りこだわった青森の食材を用いて、研ぎ澄まされた技法が織り成す美しい料理の数々。日本屈指の食材王国・青森の魅力を存分に楽しむことができます。
おまかせ料理コースの「橡(トチ)」(10,800円)をお願いしました。

蓬田のサモダシ
青森が誇る美味しい山菜のサモダシ(ナラタケ)を優しいお出汁で頂きます。

下北のアワビと青森高田産の食用菊
美しい食用菊で彩られたアワビは柔らかく、噛むごとに優しい旨みが口に広がります。アワビに入る包丁の技も光ります。

今別のウニ、常盤のタマゴ、弘前のニンジン、青森三内の枝豆、中里のサツマイモ、小泊のタコ、根室のシシャモ
甘いウニはおぼろ昆布とともに。常盤のタマゴの濃厚な旨みに、弘前のニンジンの甘さ。青森三内の枝豆は軽くつぶし、中里のサツマイモは爽やかな仕上がり。小泊のタコは噛むごとに溢れる旨みが素晴らしい。例外的に用いられた青森以外の食材として、根室のシシャモ。豊かな風味を舌に残してホロッと崩れてしまうシシャモ。青森以外の食材についても、きちんと説明してくれます。

刺身(すべて天然物) 津軽海峡のヒラメ、ワラサ、三厩のマグロ
青森が誇るヒラメは上品な美味しさ。大間のマグロに匹敵する美味しさを誇る三厩のマグロも素晴らしいです。

鰺ヶ沢のヤナギガレイ、蟹田のイチジク
ふわりと柔らかく仕上げられたヤナギガレイの繊細な美味しさに、蟹田のイチジクの上品な甘さが絶妙でした。この組み合わせには思わず唸ってしまいました。

西目屋の天然マイタケ、平川の高原野菜シロカブ
素材の美味しさをそのままに、爽やかな浅漬け風に仕上げてあります。

藤崎のサトイモ、鶴田のホオズキ
藤崎のサトイモはわずかに振られた塩とともにホクホクとした食感を楽しみます。羽子板の羽のようなホオズキが可愛らしい。ホオズキがこんな甘いものだとは知りませんでした。

十和田の黒毛和牛ヒレ肉、青森三内の葉唐辛子、佐井のシイタケ
ジュッと溢れだす黒毛和牛ヒレ肉の旨みに思わず言葉を失います。葉唐辛子の軽妙な辛みとシイタケの風味も見事にマッチしていました。

蕎麦(北海道大雪山麓産、横浜町産のブレンド)、つなぎ小麦粉ネバリゴシ(津軽平野産)
蕎麦粉10に小麦粉1の十一蕎麦で、風味豊かな蕎麦をしっかり堪能できました。

浪岡・富士見堂のガトーチョコ
ガトーショコラと言わず、ガトーチョコと呼ぶところに純朴さを感じます。飾らない素朴な美味しさでホッとします。

七戸の中村さんちのリンゴゼリー
鼻をくすぐるようなリンゴの香りに乗せて、爽やかな甘みと酸味を楽しみます。
青森各地の食材をズラリと揃え、確かな技で舌を楽しませてくれる「津軽割烹 未来」。グルメでぐるり青森一周の旅を体験できます。青森の食材の奥深さを改めて教えてくれた店主にひたすら感謝。それぞれの食材に秘められた青森の人々の思いは、旅人の胸にもしっかりと刻まれることでしょう。
 
青森を愛してやまない店主が饒舌に青森の食材を語る店主のブログも魅力にあふれています。
 

津軽割烹 未来 (HP
青森県青森市安方2-3-16
017-775-2005
17:00〜23:00 (22:00LO)
11:00〜14:00(予約営業2名より)
日曜休
(月曜祝祭日の場合は日曜営業)
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