CMで見る津軽弁

ぱこさんの記事で「ダーヅリン」が韓国で通じるとの衝撃報告がありましたが、全国放送のCMでも度々津軽弁が聞かれるようになりました。

トヨタ自動車「パッソ」


トヨタ自動車「パッソ」(津軽弁字幕付き)
仲里依紗森三中が出演するCM。昨年10月の放送以来、大きな反響があったので、知っている人も多いCMですね。
仲「わのかでパン、すけるめに鍋さフォンデュせば、うだでぐめよん」
(私の堅いパン、湿気る前に鍋でフォンデュすれば、大変美味しいですよ)
<私のフランスパン、焼きたてのうちにお鍋でフォンデュすれば美味しいですわよ>
大島「せばだばやってみら」
(それならば、やってみますね)
<それでは、やってみますわ>
脚色が多い表現なので、厳密には正しいと言えない津軽弁ですが、他地域の者が津軽弁を耳にした時の「??!」という気持ちがストレートに伝わります。
翻訳してみるとCMで使っている字幕に演出があることが分かりますね。「堅いパン」と言っているのに「焼きたてのパン」と言っているのは、まいねぇな(ダメですね)。

日本縦断グリコワゴン TV-CM「青森/松山ケンイチ篇」


青森県むつ市が輩出した松山ケンイチと将棋アマ六段の渡辺三郎が対談するワンシーン。コテコテの津軽弁に聞こえますが、実は津軽なまりのほぼ標準語(共通語)。他県人からすると、このレベルはほとんど聞き取れません。
渡辺「しかしな〜。その、寒さにも負けんず、青森さ将棋やりに来たりして。」
「しかし」が「すかす」に聞こえるように基本的に鼻にかかった発声、「負けんず」「青森さ」という言い回し、語尾がゴニョゴニョしているところ、まさに津軽弁です。久々に津軽弁を聞くと、やはり難しいな〜と思います。