青森生活をロハスに

四季の移ろいを肌で感じ、自然の豊かさを受け取ることができる青森の地。自然とともにある生活スタイルは、まさにロハスLOHAS)そのものと言えるはずです。
しかしながら、現状では青森の生活をロハスと呼ぶことはできません。リサイクル可能な資源を十分に回収し活用していないからです。紙資源、プラスチック資源をいまだ分別回収していません。
財政的な理由から分別回収に踏み切っていませんが、このままでは全国的な回収の動きに遅れをとることになります。都市部で分別回収に慣れた人々に対して、青森に移住してもらうことを考えているのであれば、分別回収はいまこそ導入しなければなりません。
分別回収において住民の意識改革は大変重要です。一歩一歩、ゴミの分別方法、ゴミ問題の現状を知ってもらう努力が必要になるでしょう。この度、青森市ではゴミ回収有料化の答申が出されました。まずは紙とプラスチックの資源回収を導入し、リサイクルやゴミの減量化に意識を高めた上で、有料化するべきでしょう。
やっと、青森生活がロハスと呼べる! 個人的にはそう思っています。
東奥日報記事(2007/10/17)の家庭ごみ有料化で青森市長に答申より

 家庭ごみ処理費用の市民負担(有料化)のあり方を検討してきた「住みよいクリーンな青森市を考える審議会」は十七日、実施範囲、市民負担額の水準などを佐々木誠造市長に答申した。有料化の是非については委員の意見が割れたため、賛否両論を併記。(1)有料化を導入するしないにかかわらず、ごみ減量化・資源化に向けた市民の意識啓発などの施策を早急に実施すべき(2)有料化を導入する場合、事前に市民と十分な対話を行う必要がある−などと提言した。
 市役所を訪れた中村哲夫会長(環境カウンセラー)は、佐々木市長に答申書を手渡し「導入を決める前に市長にも市民と対話する機会をもってほしい」と要望した。
 市長は「青森は減量化が遅れている市の一つ。いかに市民の意識を盛り上げ、理解してもらうか。有料化の前にやることがたくさんある」などと話した。
 市は五月、家庭ごみ有料化を審議会に諮問。答申を参考に十一月中にも実施計画の素案をまとめ、年内にも素案に対する市民の意見を聞く場を設ける考え。
 答申書では、有料化する場合の市民負担のあり方について、(1)浪岡地区への導入を一定期間遅らせるべき(2)対象とするごみは可燃、不燃の二種類(3)指定袋を使用し、排出量に応じて負担額が増える単純従量制が適当(4)市民負担額はごみ処理費用の20−30%(三十リットル用ごみ袋一枚当たり四十−六十円。一世帯当たりの負担は月額三百円から四百五十円程度)−としている。