弘前・LIPAGIO(リパージオ)
弘前市百石町のイタリアンレストラン「trattoria LIPAGIO (トラットリア リパージオ)」を紹介します。店名を聞いてピンと来た人は、なかなかの津軽弁使い。津軽人の気質を表すとされる「じょっぱり」(強情張りの意)を逆に読んでイタリア語風に仕立てた店名となっています。
外観がなかなか個性的で、入口には白い壁と扉を、向かって右には大きなガラスに垂直な柱を配しています。昼は店内に明るい光が差し込み、夜は店内の明かりが外を照らします。まるで潮の満ち引きのように、昼と夜で光の方向が変わる素敵な空間です。
なかなかの人気店でいつもお客さんで賑わっている印象ですが、ランチタイムにお邪魔してみました。ランチメニューには、サラダ・パスタ・ドリンク・パンがセットになったパスタランチ(1000円、ドルチェ付き1300円)、前菜付きランチ(1700円)、パスタと魚または肉料理まで楽しめるランチコース(2400円)があります。フルコースのランチであるLIPAGIOランチ(3500円)は3日前までに要予約。
今回は、前菜・パスタ・ドルチェ・ドリンク・パンがセットになった「前菜付きランチ」を注文してみました。
清潔感あふれる美しい白い食器に、4種類の前菜が並びます。
イタリアン定番のカプレーゼ(モッツァレラ・トマト・バジル)、しみじみと味わい深い生ハム、チキンとキノコのマリネ、カニとブロッコリーの和え物。際立って個性的な前菜ではありませんが、いずれも確かな仕事で丁寧に作られていて、次の料理も期待させる前菜でした。
パン(フォカッチャ)。程好い塩加減とさっくりとした食感が魅力のフォカッチャ。パスタのソースを付けて頂きましょう。
ペペロンチーノ ヴェルドゥーラ(色々野菜入りにんにく唐辛子オイルソース)
メニューの言葉通り、色とりどりの色々野菜が使われています。訪問した時に旬であった菜の花、赤と黄のパプリカがとても美しかったです。ごまかしの効かないペペロンチーノですが、さっぱりとしながらも味わい深い美味しさを堪能することができました。
キュキュッとした歯触り、噛んだ時の程好い弾力、噛むほどに紡ぎ出される旨み。いずれも見事なものでした。選べるパスタの種類が多いので、きっとお好みのパスタが見つかります。
ドルチェ。ガトーショコラとバニラアイスクリーム。ド定番の王道を行く2品が登場。チョコレートの濃厚な味わい、ミルクとバニラの濃厚な出会い、いずれも良かったと思います。盛り付けもなかなかスタイリッシュですね。
コーヒーの表面には、柱の間を抜けて差し込む光が映っていました。明るい店内は気持ちも明るくしてくれますね。
ランチで他に選べたパスタは次の通り。
- アーリオオーリオ ガンベレッティ(小海老のにんにくオイルソース)
- ポモドーロ モッツァレラ(モッツァレラチーズ入りトマトソース)
- アマトリチャーナ(ベーコン・玉ねぎ・チーズのトマトソース)
- ボロネーゼ(パルミジャーノチーズ薫る 細挽きミートソース)
- フンギ ・アッラ・パンナ(ベーコンと木の子のクリームソース)
- ゴルゴンゾーラ フジッリ(ゴルゴンゾーラクリームソース)
- トリッパ アラビアータ フジッリ(牛の胃袋ハチノスのピリ辛トマト煮込みソース
- フジッリ…イタリア語で糸巻きを意味する螺旋状のショートパスタ
ジャミンさんは間違いなく「ゴルゴンゾーラ」でしょうな…( ̄ー ̄)
Sadistic YUKIさんは全種類制覇されたそうです。。。
<追記>(2011年7月16日)
そして・・・mukamiさんが神懸り的なタイミングで「カルボナーラ」をお召し上がり!
mukamiさんの記事より、最新のランチパスタメニューは次の通り。
- ビアンケッティ(釜揚げシラスとフレッシュトマトのソース)
- カペサンテ(むつ湾産ベビー帆立とオリーブのオイルソース)
- ポモドーロ モッツァレラ(モッツァレラチーズ入りトマトソース)
- メランザーネ(ナスとアンチョビのピリ辛トマトソース)
- ポロネーゼ(パルミジャーノチーズ薫る 細挽きミートソース)
- カルボナーラ(パンチェッタベーコンとパルミジャーノチーズ、玉子のクリームソース)
- ゴルゴンゾーラ リガトーニ(ゴルゴンゾーラクリームソース)
- リゾット(一日限定7食)
trattoria LIPAGIO (トラットリア リパージオ) (HP)
青森県弘前市百石町56
0172-88-6219
11:30〜14:30(LO 14:00)
18:00〜22:00(LO 21:00)
水曜休