スカイブリッジとベイブリッジ

青森には大きな橋がいくつかあるのだが、昨年11月に開通したスカイブリッジの融雪がうまくいっているようだ。スカイブリッジという名前は全く浸透していないが、青森市中心部と青森空港を結ぶ道路の橋と呼べば、地元の人なら分かるだろう。
東奥日報2006年3月16日記事・スカイブリッジの融雪装置が威力より

 二〇〇五年十一月に開通した主要地方道青森浪岡線・高田バイパスの高架橋「スカイブリッジ」は、同じ青森市内の青森ベイブリッジが凍結に悩まされてきたのと対照的に、雪による大きなトラブルを経験せずに最初の冬を乗り切ろうとしている。ベイブリッジと異なり、当初から設置していた融雪装置が威力を発揮した形になった。融雪費用も従来型より割安という。
(中略)
 最大の懸念は雪対策だった。道路を管理する青森県土整備事務所は万全を期し、二億一千万円余りを投じて、スカイブリッジ部分と連絡道路の計七七四・五メートルに、発熱繊維を利用した電気融雪装置を設置した。
 この装置は、余熱を有効活用するため、融雪部分全体を十五分割して、五分ごとにオン・オフを切り替える制御機能を持っている。融雪費用は十二−二月の三カ月間で約千五百万円。青森県土整備事務所によると、「条件が異なるため単純比較はできないが、旧道の坂道に設置した重油利用の融雪装置に比べ、七割程度の費用」という。

青森市中心部には青森ベイブリッジという巨大な橋が架かっているのだが、冬に路面が凍結するために非常に評判が悪い。一説によると、青森の気候を知らない業者が設計したからと言われている。公共施設などでもこの手の不具合があると時々耳にする。
この記事で面白いと思ったのは、融雪費用の大きさ。3ヶ月で1500万円というのは良好ではないだろうか。それにしても、雪国では暖房費や融雪費などの大きさが馬鹿にならないですね。