黒石・黒石神社

黒石スイーツを巡る旅を敢行したこの日、偶然黒石神社で「骨董市」が開催されているのを見つけました。


黒石神社骨董市は、毎月第2日曜日9〜15時に開催されます。次回は8月9日。
黒石神社の御祭神は黒石藩祖・津軽十郎左衛門信英公の霊。1656(明暦2)年、津軽信英は幕命により津軽信政(弘前藩4代藩主)の後見役となり弘前城において諸政を司う。同年、信政より黒石、平内、上野国勢多郡の計5000石を分知され、同時に陣屋を建て町割りを行い黒石藩の基を築いた。1809(文化6)年、1万石に増封され大名に列せられた。
今年の例大祭(7月21、22日)は「黒石開藩200年記念祭」という節目の例大祭となる。
 

黒石市市章「ふつ」は、元々黒石藩の旗印と替紋であったものであり、黒石神社の社紋にもなっています。市章に名前が付いているのは珍しいですね。
1889(明治22年)から黒石町が町章として用いたものを、1954(昭和29)年の市制施行後もそのまま採用。 中国の春秋時代(約2500年前)、公服に使われた階級12章の1つに「フツ」(=星の意)があったといわれています。
古代中国の役人の礼服に縫い取りされていた模様の1つで、階級では諸侯クラス、文字で「黻(ふつ)」と書きました。「臣民が悪に背き、善に向かう」という意味もあるそうです。
武家の象徴である「弓」を背中合わせにデザイン化していることもあり、藩祖信英公が幕紋や替紋・旗印に採用したといわれています。