正立食堂のウニ御膳
青森グルメの代表格といえば生ウニ。春先から初夏にかけてが生ウニの季節です。すでにウニの季節は終わろうとしていますが、記録も兼ねて紹介します。
青森グルメクイーンのジャミンさんの記事「正立食堂」生うにの季節到来!(2009/05/18)を拝見し、すかさず訪問したのが青森市浅虫の「正立(まさだて)食堂」。訪問は2009年5月下旬のことです。
浅虫水族館に入る信号交差点で、ワンダーランド跡地方向(浅虫水族館とは反対方向)に曲がり、奥に進むとたどり着きます。近くには東北大学浅虫海洋生物学研究センターがありますが、古くはこちらに水族館がありました(1984年4月閉館)。
「正立食堂」に到着しました。入口に生簀(いけす)を構え、海の家のような佇(たたず)まい。「漁師の店」「季節の海鮮料理」という文字が躍ります。
お店は海にせり出すような造りになっているので、窓を開けると海の上に立っているような感覚です。浅虫の海は青く透き通っていて、遠くには衝立(ついたて)のような岩がそびえ立ちます。窓からの風は心地よく、海に身を委ねたような開放感に満たされます。
ウニ御膳(1800円、4月中旬〜7月末)。こちらがお待ちかねの「ウニ御膳」です。
ウニの殻にウニがモリモリと盛り付けてあります。ウニのとげはウヨウヨと動いていて、これ以上にない新鮮な状態であることを教えてくれます。こういう贅沢(ぜいたく)は青森ならではの楽しみ。
ウニのズームアップは圧巻の一言。口に運べば、滑らかな甘さを舌に残してスッと消えていきます。何て至福な時なのでしょう。
ホタテの貝焼き。ホタテの風味と醤油の焦げた香りが堪りません。ホタテを楽しむ王道料理です。
ホウレンソウのおひたしと長芋の短冊切り。どちらも青森県産品でしょう。滋味にあふれています。
根曲がり竹のお味噌汁。ザクザクとして柔らかい歯ざわりと鼻に抜ける青い風味が大変心地良いです。何気ない青森の家庭料理ですが、他県では味わえない贅沢な逸品です。(料理の内容は日によって異なるようです。)
ささやかなようで大きな贅沢、浅虫・正立食堂の「ウニ御膳」でした。
正立食堂
青森市浅虫字坂本9-30
017-752-3055
9:00〜18:00
無休 (11/5頃〜3/30冬季休業)