寿し鶴

青森市千刈にある「寿し鶴(すしつる)」は、正直あまり教えたくない、とっておきのお寿司屋さん(読者サービスで教えちゃいましょう!)。場所が少々分かりにくいのですが、「安い」「美味しい」「綺麗」の3拍子が揃った名店です。店内は明るくて綺麗な雰囲気なので、気分も盛り上がってきます。カウンター席、座敷席など用途に合わせた利用が可能です。


車で出かけたので、アルコール0.00%のキリンフリー(KIRIN FREE)を注文し、飲んだ気分を味わいます。この日のお通しは、春雨の子和え。さり気なく赤と黄のパプリカ、緑のインゲンを使って、彩りにまで気を使っているところを見ると、大いに寿司にも期待が持てます。
ツブ貝の酢味噌和え(右、350円)
ツブ貝とネギがたっぷりで満足な一品でした。こちらのお店では一品料理が揃っている(何と30種類以上!)ので、居酒屋のように利用することも可能です。

にぎり寿司(特上)(2,000円)
寿司は特上でも2,000円! にぎり寿司(並)ならば、驚きの1,000円です。「寿司は高い」と思い込んでいる人には、こういう良心的なお店もあることを知ってもらいたいです。

特上といえばウニ、イクラ
ウニは粒が立っていて、口に入れると甘さを残して消えていきます。イクラは柔らかな味付けで美味しいです。

ヒラメ、トロ、アワビ
ヒラメとトロは譲れないネタですね。ヒラメの上品な甘さ、トロのとろける旨さを楽しみます。

アワビ(再掲)、赤貝、ボタンエビ
アワビは柔らかく、赤貝は旨みをギュッと閉じ込めていて、ボタンエビの甘みはさすがです。


お吸い物(左)
にぎり7個と巻物1本で一人前。お吸い物も付いてきます。にぎりの個数が小さいですが、にぎりが若干大きめなので、結構満足します。ネタの品質が良いので、特に不満はありませんでした。値段を考えたら大満足です。
バッケ味噌とキュウリ(右、おまけ)
さすが寿司屋のキュウリは瑞々しさが違う。「もろきゅう」ならぬ「バッケきゅう」でしょうか。「バッケ」とはフキノトウのことで、独特の苦味が美味しいです。青森や岩手ではフキノトウのことをバッケと呼びますが、一説によるとアイヌ語に由来すると言われています。
ランチタイムにはハンバーグ、エビフライ、舌平目のムニエルなど11種類もの定食がすべて680円で提供されます。ランチタイムも見逃せない寿司店となっています。
青森県庁前から国道7号線弘前方面に進み、古川跨線橋を越えたら一番左の車線を走ります。青森西バイパスの陸橋に差し掛かる手前で、左(西滝方面)の側道に入ると、すぐ左手に「寿し鶴」はあります。信号交差点まで出てしまうと行き過ぎなので、側道に入ったら左を注視して下さい。(「味の山田亭」の記事にある交通案内を参照。信号交差点まで出たら行き過ぎです。行き過ぎると元の場所に戻るまで、かなり苦労します。)
 

寿し鶴
青森市千刈2丁目6-20
017-781-0775
ランチタイムあり(時間未調査)
16:00〜24:00 (23:30LO)