津軽衆

青森の方と食事をしていて気付いた話題。「津軽衆(つがるしゅう)」とは津軽人が自分たちのことを指す言葉なのですが、もう一つ別な意味で使われることを知りました。
食事をしている時に、何かが少しだけ残っているのに誰も手を出さないでいる状態を「津軽衆」と呼ぶのだそうです。大皿料理を食べに行って、鳥の唐揚げが一つだけ残った状態とかありますね、あれを「津軽衆」と呼ぶんです。津軽衆(津軽人)の遠慮深さを物語るような言葉ですね。
私の故郷ではどう呼ぶか思い出せずにいましたが、「遠慮のかたまり」と呼ぶことが多いようです。私の家では「残り物には福がある」とか言って、誰かが率先して食べてしまうので、こういう言葉の出る幕はありませんでしたが・・・。
http://we.freeml.com/tokusou/kaiketsu/0004.htmlによると、「何かが少しだけ残っているのに誰も手を出さないでいる状態」の言い方で一番多いのが「遠慮のかたまり」で関西が中心らしいということでした。関東では「関東の一つ残し」と呼ぶそうです。
地域色があるのが、青森県の「津軽衆」、熊本県の「肥後のいっちょ残し」などなど。新潟県では「下賎(げせん)なく行こうぜ!」と言って残さず食べるそうです。