花寿司のちらしランチ
線路で分断された青森市の東西を結ぶ架け橋、古川跨線橋。東北新幹線「新青森駅」が開業(2010年12月)後は、ますます重要になると思われる青森市の要(かなめ)。名前は知らなくても、「裸のリン」(佐藤忠良)という彫刻があることに気付いている人は多いでしょう。これから寒い季節になると、裸の像がますます寒そうに感じてしまいます。
古川跨線橋の西のたもとにある「花寿司」を訪問してきました。こちらの寿司店のランチ、特に「ちらしランチ」が美味しいという評判を聞いての訪問です。
店内は左奥につけ場(調理場)を囲むようにカウンター席、右側に小上がり席が用意されています。小ぢんまりとした町の寿司屋さんといった雰囲気です。寿司屋というと敷居の高い印象がありますが、こちらのお店は親しみやすい庶民派です。
「ちらしランチ」(700円)
青葉やワサビの青、マグロの赤、ホタテやタコの白・・・色とりどりで美しい「ちらし」が登場します。ランチメニュー(11:30〜14:00)は「にぎり」「ちらし」ともに700円という極めて良心的な価格。ラーメンの値段とほとんど変わらないですが、ネタは確かなものでした。
一番手前左から、ブリ、トビッコ、辛子明太子。大きく切られたブリは、プリプリな歯ごたえと優しい舌触り。天然のブリで小さめのものを選んで仕入れるそうです。クドい脂が乗っていないので、すっきりとした味わいが楽しめるとのこと。魚卵が前面に出てくるところは、青森らしい盛り付けだと思います。思えば青森は、スジコ、イクラ、トビッコ、タラコ、ブリコ・・・魚卵天国ですね〜。
真ん中の列は、ホタテ、マグロ、サーモン、ホタテのひも。マグロとサーモンはネタの切り方に特徴があり、長い帯状に切ってあります。なかなか豪快な切り方ですね。サーモンの脂がすっきりと乗っていて、大変美味しかったです。こちらのサーモンはとても人気が高いと聞いて納得です。マグロも嫌味のない味わいでいいですね。
最後列は、ガリ、玉子、かんぴょう、タコ。タコは大きめに切ってあって、食べ応えも旨みもバッチリ。玉子はデザートのように甘〜く仕上げて、個人的に好きな味わいです。かんぴょうも少し甘めの味付けでした。
フノリがたっぷり入ったお味噌汁も美味しいです。
いろいろなネタのいろいろな美味しさを味わえるのが、ちらしの醍醐味。700円でしっかり堪能できますので、是非一度お試し頂きたいところです。
花寿司
017-781-3351
青森市千刈1丁目13-19