並寿司の世界（２）　福寿司

「人並みこそ最高の幸せ」。　中学時代の恩師がナミという名前の学生に贈った言葉です。つまらないシャレを言うなぁと当時は思っていましたが、今となっては「人並み」になることの難しさを痛感する日々です。
そんな「並」に幸せを求めて、今日も並寿司を紹介してみましょう。青森市浜館の「福寿司」の「並寿司」(1,000円)です。

色とりどりで、なかなか豪華なラインナップではありませんか？　握り８コとカッパ巻きのセットです。

左奥より本マグロ赤身、ヒラメ、甘エビ。左手前より玉子、ホタテ。「青森県の魚」ヒラメが並寿司で食べられるという幸せ。程よい弾力と優しい甘さが堪りません。青森グルメの代表格ホタテも登場。甘くて美味しいホタテも並寿司で食べられます。甘エビは文字通り甘くて美味。玉子は優しい甘さが堪りません。「ツウは玉から」なんて言いますが、玉子は最後にデザート代わりに食べます。

左奥より甘エビ（再掲）、コハダ。左手前よりイカ、トビッコ。そしてカッパ巻き。光物のコハダが付くなんて渋いですね。イカも甘くてバッチリ。トビッコの軍艦もいいアクセントになっています。カッパ巻きのキュウリは細かい短冊になっていて、歯ざわりが良いです。毎度感心しますが、仕事が細かくて丁寧な寿司を握ってくれます。

これにエビの頭を使ったお椀とお新香も付いて、すっかり落ち着いてしまいます。この内容で1,000円は大満足ではないでしょうか。ランチタイムには「握りランチ」（850円）もありますが、並寿司よりも少しネタのランクが下がるそうです。それでもお得なランチですけどね。
　
福寿司
青森市浜館4丁目13-13
017-744-5517